心も体も喜ぶ、旬の野菜を紹介していく人気連載。 栄養素や下ごしらえのヒントなど、ビープル的役立つ情報をお届けします。今回は春が旬のフルーツ「グレープフルーツ」をピックアップ!ー今月の旬食材ーグレープフルーツ日本のグレープフルーツの旬は4〜5月。みかんよりビタミンCが豊富で、β-カロテンやリコピンもたっぷり。食欲を抑えたり、脂肪燃焼をサポートする効果もあるといわれているので、ダイエット中におすすめなフルーツです。
グループフルーツの主な栄養素は?ビタミンCグレープフルーツには、多くのビタミンCが含まれています。コラーゲン生成に不可欠で、シミが気になる人や、疲れやすい人、ストレスがお悩みの人におすすめ。
クエン酸人の血液中に一定の割合で含まれているクエン酸。鉄やカルシウムなどの成分を吸収しやすくするキレート作用という働きがあり、疲労感を感じたときに積極的に摂取したい栄養素です。
カリウムカリウムは、ナトリウムとともに体液を構成する成分。ナトリウムを排出する働きもあるので、むくみが気になる人は摂取するのがおすすめ。
ナリンギンポリフェノールの一種。グレープフルーツの苦味はこの成分です。食欲を抑制するための成分を含んでいます。
葉酸赤血球を作り出す働きがある「葉酸」。胎児の正常な発達には欠かせない重要な栄養素。
ペクチングレープフルーツの果皮の裏側にある白くてふわふわした部分に多く含まれている食物繊維の一種。コレステロール値と中性脂肪が気になる方は摂取したい栄養素。
美味しいグレープフルーツの見分け方新鮮で美味しいグレープフルーツを選ぶポイントはコチラ。
・形がととのっていて、持ったときに重みがあるもの・へこみや傷がないもの・皮にハリがあるものなど。
まん丸よりも少しつぶれた感じの楕円形のほうが、より甘く感じるともいわれています。
グレープフルーツの保存方法<常温保存の場合>通気性のよい温度の低い場所で保存します。皮が厚いので傷みにくいですが、できるだけ3日以内で食べ切りましょう。
<冷蔵保存の場合>乾燥しないようにポリ袋などに入れて、口を閉じてから冷蔵庫の野菜室に入れます。
<冷凍保存の場合>皮と薄皮を取り除き、果肉を一房ずつにして、ラップを敷いたトレイに並べて冷凍を。凍結したら、冷凍用保存袋にまとめていれて保存します。
また、果肉をしぼってジュースにした状態でも冷凍保存できます。保存容器や冷凍用保存袋のほか、製氷皿などに入れて冷凍を。
食べる以外も!グレープフルーツの活用方法掃除グレープフルーツなどの柑橘類の皮には、リモネンという成分が含まれています。リモネンには油汚れや水垢を落とす効果と抗菌効果があり、キッチンや洗面の掃除に最適です。
風呂グレープフルーツはお風呂に入れると、美肌やデトックス効果があるともいわれています。干したグレープフルーツの皮を入れるのがおすすめ。
グレープフルーツピールグレープフルーツの皮には、消臭効果も期待できます。グレープフルーツの皮を乾燥させて、下駄箱やゴミ箱などニオイが気になる場所に置いておきましょう。
グレープフルーツはパスタやサラダなど、料理にも活用できます。デザート以外にも幅広く楽しむことができるので、いつもの食卓に加えてみてはいかがでしょうか。
<参考文献>ちたフルーツビレッジ