陽気な季節といわれる春ですが、実は気分が落ち込みやすい季節でもあります。今から予防して、ハッピーな春を迎えましょう。“春のプチうつ”、なぜなるの?暖かくなり、花がいっせいに咲きだす春。しかし、春はメンタルが乱れやすい季節でもあります。
よく言われるのが環境の変化。春先は就職や転勤、引っ越し、新たな交流など日常生活のさまざまな環境の変化が起こります。さらに、春は寒暖差が激しい季節。汗ばむほど暖かい日があったかと思えば、冷たい風が吹く日も。
そういった寒暖差や環境の変化によるストレスで自律神経が乱れると、心身ともに不調が現れてきます。
主な症状は、
・イライラする・憂鬱感や不安感、倦怠感がある・やる気が起きない・手足が冷える・体がだるい・不眠症である・頭痛がするなど、精神的なもの、身体的なものとさまざまです。
こういった“春のプチうつ”は、義務感が強かったり、自分自身を追い込んでしまう傾向がある方が多いそうです。日頃からストレスを感じやすくなっているため、特に春のプチうつになってしまう可能性が高くなります。
春のプチうつの対策法とは?春のプチうつを予防するためにも、今から対策しておくのがおすすめです。
体を温めてホルモンを分泌湯船にゆっくりと浸かったり、日光を浴びたりしながら体を温めることは、精神を安定させる役割のあるホルモン「セロトニン」、心身の機能を維持するホルモン「ドーパミン」の分泌を促してくれます。毎日のようにコロコロ気温が変わりやすく体が冷えやすいので、外出するときはジャケットなど調整できる羽織りものを持っていくのがベター。
何もしない時間をつくる急にアクティブになることで、知らないうちに心が疲れてしまいがちの春。つい予定を埋めてしまいがちなので、意識して「何もしない時間」をつくることも大切です。
何も予定をつくらず、のんびりと心穏やかに過ごし、ストレッチを行うなどをして心身をほぐし、質のいい睡眠をとりましょう。
旬の食材を摂取してエネルギーチャージ季節の食べ物をいただくことで、その時必要なエネルギーを補給することができます。春が旬であるたらの芽やたけのこ、春キャベツなどには、疲労回復やリラックス効果があると言われています。栄養豊富な旬の食材を食べて、体の内側からプチうつを防いでいきましょう。
彩りのある花々が咲き乱れ、お出かけも楽しくなるシーズン。だからこそ自分を労り、栄養を摂取して、思い切り春を楽しみましょう。
<参考文献>株式会社オーバー「春は鬱になりやすい?メンタルの乱れに注意!」日本生命 健康コラム「春のうつ病が増える原因と対策を知っておこう」