感染症や風邪対策として注目されているビタミンD。花粉症の緩和にも効果的ともいわれています。体調くずしがちな春先に向けて、ビタミンDをしっかり摂取して体をととのえていきましょう。ビタミンDはどんな働きがある?ビタミンDは、骨の健康維持、免疫機能の調整や細胞の分化と成長の調整、血糖コントロールなど、さまざまな働きをします。
反対に、ビタミンDが不足すると免疫機能が低下。風邪を引きやすかったり、花粉症や鼻炎などのアレルギーがあったり、気分が落ち込みやすい…という方は、ビタミンDが不足しているかもしれません!
ビタミンDは、さまざまな免疫コントロールをするのに必要な栄養素なのです。
現代人はビタミンDが不足している!ビタミンDを体内で補充するには、
・食事やサプリメントからの経口摂取・日光浴による体内合成この2つが必要です。
リモートワークが増え、太陽を浴びる時間が減っているためビタミンDが生成されづらい環境にいる人が多いかもしれません。また、忙しい毎日でバランスがとれた食事がとれてない人も増えています。意識してビタミンDを摂取していくことが大切です。
ビタミンDが豊富な食品って?ビタミンDが豊富な食品はキノコ類、魚介類、卵、牛乳などです。
魚介類は鮭やぶり、アジ、さんま、さばなど。しらすにもビタミンDは含まれています。焼き鮭であれば、1切れで1日あたりの目安量を摂取できます。食事からの摂取が難しければサプリメントを活用しましょう。
ビタミンDを生成する日光浴の仕方は?ビタミンDは体内で合成できる数少ないビタミンのひとつ。ビタミンを合成するには皮膚に直射日光を当てる必要があります。
日光浴の時間は地域、年齢、皮膚の色などによって異なりますが、
夏は木陰で30分程度、冬は1時間程度が目安。
窓越しに日差しを受けたり、日焼け止めを使っていたり、長袖を着用していたりすると、合成が十分に行われない場合があるのでご注意を。
そろそろ花粉症の季節。季節の変わり目は風邪を引きやすい時期でもあります。免疫機能を強化して、花粉症の緩和、風邪予防のためにしっかりビタミンDを摂取しておきましょう!
<参考文献>国立環境研究所オーソモレキュラー栄養医学研究所健達ねっと