夏はシャワーだけという人も多いのでは?
実は、夏の入浴は深い睡眠から美肌まであらゆるメリットがあるんです!その理由とは?夏の入浴が体にいい理由とは?理由1:夏の冷えとむくみをリセット夏は屋外と室内との気温差で血行障害を生じ、体の冷えやむくみにつながってしまいます。
また、つい冷たいドリンクを飲んでしまいがちで、内臓も冷えている方も多いのでは。
入浴して体が温まることで血管が拡張。全身に血液が行き渡ることで、新陳代謝もアップします。さらに湯船につかると体に水圧がかかり、血液の循環が促進されてむくみを解消してくれるんだとか。
理由2:睡眠の質が改善寝苦しい夏はなかなか寝付けず、睡眠不足になる人も多いのでは?
入浴は、睡眠の質を上げることにもひと役買います。
ぬるめのお湯につかることで筋肉の緊張がほぐれ、精神的にもリラックスするので、寝付きがよくなります。
また、私たちの体は深部体温(体の内部の体温)が急速に下がり始めるときに眠くなります。
入浴することで深部体温を上げることで、上がった後に深部体温がぐっと下がり、そのタイミングで布団に入ればスムーズな眠りにつながります。
理由3:美肌効果や皮膚のトラブル防止夏は紫外線や冷房のダメージで乾燥しがち。また、冷えによる血行不良で肌トラブルも生じやすい時期でもあります。
また、汗や皮脂、UVケアなどの汚れをしっかり落とさないと、あせもや毛穴の詰まりの原因にも。お湯につかって温まることで毛穴の奥に詰まった汚れをじんわり落とし、肌トラブルの予防が期待できます。
理由4:夏バテの原因となる自律神経の乱れを改善暑さによる不快感から起こるイライラ、寒暖差による自律神経の乱れなどは、「だるい」「疲れがなかなかとれない」などの夏バテの原因に。
お風呂に入ることによる浮力効果で、全身リラックスした状態になり、疲労回復、心身状態の安定につながります。
入浴効果をアップさせるには?お湯の温度はぬるめに温めるのがいいといっても、夏の疲れた体に熱いお湯に浸かると、血管や脳、心臓に負担をかけてしまいます。さらに乾燥の原因にもなったり、熱の刺激でかゆみが生じる場合も。
38〜40℃程度のぬるま湯に、10〜15分程度つかることで体は十分温まります。
最初の1〜2分は半身浴をして、残りはゆっくりと肩までお湯に浸かることで全身に負担なく、効果的に温まります。
入浴のタイミングは、就寝の1〜2時間前就寝直前の入浴では、体温が高く興奮状態にあるので寝付きが悪くなってしまいます。ベッドに入る1〜2時間前にお風呂から上がるように調整するのがおすすめ。
また、食後すぐに入ると消化活動の妨げになってしまうので、食事の前後30分は入浴を避けたほうがベター。
入浴剤や香りでお風呂をもっと楽しく!お気に入りの入浴剤やアロマを使うことで、より夏の暑苦しさを忘れてリフレッシュできます。
夏は清涼感のあるペパーミントや、柑橘系の香りがすっきりしておすすめ。
また、塩を入れることで発汗作用を促して新陳代謝もアップします。
いかがでしたか?
夏の入浴はいいことづくめ!楽しいバスタイムになるように工夫しながら、夏バテを予防・解消して、暑い夏も健やかな毎日を送りましょう。
<参考文献>サワイ健康推進課バリアケア日本浴用剤工業会お風呂レシピ