2023/01/17

WELLNESS

感情は内臓に宿る!?「チネイザン」でお腹に溜めがちな負のエネルギーを浄化

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最近、世界のセレブリティも注目している「チネイザン」という気功療法。「一体どんなセラピー?」「何に効果があるの?」を解説!


チネイザンとは?
チネイザンとは、「氣内臓セラピー」や「氣内臓療法」とも呼ばれている療法のこと。
中国語では、内臓の浄化や解毒のことを指します。タオ(神仙術、陰陽道老壮思想、東洋医学などを結合した叡智)に伝わる伝統的な気功療法であり、古代の中国においては仙人たちが行っていた秘術だとも言われていました。タオの世界的権威者である謝明徳老師(マンタックチア師)が、現代医学として取り入れ再生したのが現代のチネイザン療法だそうです。


どんな施術?
基本的にはお腹へのやさしいタッチを中心としたホリスティックなセラピーで、腹部に丁寧に触れていくことで「内臓の声」を聞いていきます。
おへそから始まり、大腸、小腸、肝臓、腎臓、膵臓、脾臓、心臓、肺、卵巣、皮膚、筋膜、骨などにもアプローチ。内臓の気をととのえるタオの気功がベースとなり、心身の両面に影響を与えるセラピーです。


期待される効果は?
東洋では古くから内臓には感情が宿ると考えられてきました。生命力のない食品や、添加物や薬、怒りや不安、恐れや悲しみなどの負の感情なども消化されないままお腹に溜まります。そしてそれが不調の原因にもなると言われています。内臓にアプローチしていくことで、内臓の緊張をゆるめてデトックスしていくことで、心身がととのっていくのがチネイザンです。

<一般的にチネイザンに期待される効果はコチラ>
・臓器全般の機能向上
・便秘や下痢などのお通じの改善
・肩こりや腰痛など、肉体的な痛みの軽減
・疲れやすさ、だるさの軽減
・生理痛、生理不順、更年期症状の緩和
・むくみ、冷えの緩和
・自分にふさわしい体重への変化
など。

チネイザンによるセラピーにより内臓はリラックスし、腹部や胸部に十分なスペースができて、呼吸は深くなります。呼吸が深くなれば、身体の深いところから生命力が湧き出て、心身ともに満たされるはず。

ヨーロッパやアメリカなどのセレブリティたちからも注目を集めているというチネイザン。不調の原因も悩みも人それぞれなので、変化の仕方も人によって異なります。気になる方はチェックしてみて。




<参考文献>
日本チネイザン協会

Text by Sonomi Takeo