2021/01/18

BEAUTY

カサついていない?肌、爪、髪の乾燥はタンパク質不足の危険信号!

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この季節、肌や髪、爪の乾燥を気にして、基礎化粧品にこだわる方も多いはず。もちろんそれも大事ですが、内側からのケアも重要!タンパク質、ちゃんと摂取していますか?

近年、ビタミンや食物繊維に次いで意識的に摂取している方が多く、美容と健康に欠かせない栄養素として注目されているのがタンパク質。
人間の体は、約60%の水分と脂質を除けば、ほとんどはタンパク質でできています。
肌、爪、髪、筋肉、内臓…などの主成分もタンパク質。体の素となっている欠かせない栄養素というわけ。


タンパク質はどのくら摂取すれば良い?
厚生労働省が出している1日のタンパク質摂取の推奨量は、成人男性で60g、女性で50g。
でも実はこれは十分な量ではなく、摂取不足を回避できる量。実際にどの程度かと言うと…ゆで卵7.7個分!納豆10パック分!
さらに「生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量」となると、1.2~2倍近くの量になるんです。
想像以上に大変な量ですよね。

また、1日の摂取量を1種類の食品だけでまかなおうとすると、脂肪を摂りすぎたり、特定の栄養が不足したり…過剰摂取となる恐れもあります。
1度の食事で1日分のタンパク質を摂取することも、体内が1回に合成できるタンパク質は限られているので、おすすめできません。
つまり、タンパク質は摂り貯めることができないのです。

複数の食品を組み合わせて、さらに1日に複数回にわければ、必要なタンパク質を摂取できるというわけ!

<タンパク質を含む食品例>
動物性タンパク質:鶏肉、牛肉、豚肉、魚、牛乳やチーズなどの乳製品
植物性タンパク質:大豆、豆腐、納豆などの大豆製品。そら豆や枝豆などの豆類。キクラゲ、ブロッコリーなど


タンパク質不足の危険信号!
特に冬になると、顔や体の乾燥はもちろん、髪のパサつきや艶のない爪が気になる方も多いはず。これはタンパク質不足のサインです。
体内でのたんぱく質の活用は、生命維持に関わる部位が優先されるので、肌や髪、爪などは後回しにされてしまうそう。つまり、たんぱく質不足の影響が出やすい部分と言えます。
また年齢を重ねると、体のゆるみ(ぷよぷよしたお腹まわりや二の腕)が気になってきますが、これもタンパク質不足の原因かも!


食生活を考え直し、植物性・動物性両方のタンパク質をきちんと摂取しつつ、補えない分はサプリメントなどを取り入れてみては?